健康な歯肉はうすいピンク色で歯と歯の間の歯肉はきれいな三角形をしています

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健康な歯と歯肉を維持するためにはお口の状態にあった歯磨き(プラークコントロール)や食生活などの生活習慣に気をつけることが大切です。当院ではプラークコントロールをご自身で行っていただく治療と考えており、担当医や歯科衛生士が患者様にあった方法でのブラッシング指導を丁寧に行っています。
また、痛みや腫れがなくても定期的に専門医を受診され、歯肉状態やむし歯のチェック、歯石除去などの処置を受けていただくことをお勧めしています。
むし歯や歯周病は初期症状がほとんどなく、自然治癒することもありません。しかし早めに受診することで治療期間や回数を減らすことが出来ます。
目標は80歳で20本以上の健康な歯があり美味しく食事を楽しみ元気な毎日を過ごせることです。
歯周病治療はなるべく歯を抜かずに長くご自身の歯を残すための治療です。院長と副院長は全国にまだ1%しかいない歯周病専門医を取得しています。安心してご相談ください。
*歯周病専門医とは予知性の高い歯科治療およびインプラント治療を含む口腔機能回復治療など包括的歯科治療を患者様に提供するスペシャリストです。5年以上研修施設で技量を習得して上で、日本歯周病学会の専門医試験に合格しています。

 



歯周病にかかってしまうと歯肉は赤く腫れ、歯と歯の間の歯肉が盛り上がってきたり、すきまが広くなります。歯がグラグラ動いたり、口臭が気になることもあります。

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歯周病の原因はプラーク(歯垢)中の歯周病原因菌です。この歯周病原因菌の種類や量と免疫力のバランスが崩れると自覚症状のないまま進行していくのが成人型の歯周病です。糖尿病などの生活習慣病との関連も近年明らかになってきました。
また、急速進行性の歯周病が10代後半に発症することもあります。
治療期間や内容は進行度により異なりますが、重症の歯周病では歯周外科処置や歯周組織再生療法を行うこともあり、その場合は歯肉の状態が安定するまで2年位かかります。
歯周病は高血圧や糖尿病と同様に慢性の生活習慣病であり、初期症状がないまま進行していくsilent diseaseといわれ、痛みが出たときには進行していることがほとんどです。そのため治療により歯肉が改善してくるまで時間がかかります。
そして一連の歯周病治療が終了した後は定期的なチェックが必要です。当院はかかりつけ歯科医機能強化型診療所だけに認められた歯周病安定期治療を行っています。具体的には初期むし歯のフッ素塗布や再発予防のための歯周ポケットの薬液洗浄などです。
*かかりつけ歯科医機能強化型診療所とはう蝕(むし歯)または歯周疾患の重症化予防にかかわる管理、摂食機能障害および歯科疾患に対する包括的で継続的な管理が厚生労働省により評価された全国に4%しかない歯科診療所です(H29年調査)









初診では問診と検査を行い歯周病の進行度を調べます。二回目に来院された時にお口の中の写真やレントゲン所見、歯周組織検査の結果をもとに歯周病の進行度や治療についてご説明いたします。歯周病治療はお口全体の歯と歯肉をよくするための治療計画を立て患者さんと相談しながら進めていきます。むし歯や根管治療、被せものや入れ歯をお作りする治療なども含まれますが、歯肉の状態を安定させながら行うことが大切と考えています。応急処置が必要な場合は痛みや腫れが落ち着いてから検査を行います。

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